①後十字靱帯損傷
今回はダッシュボード損傷の一つ
後十字靱帯損傷について紹介します!
そもそも、後十字靭帯とは膝関節の中央付近でクロスするようにして関節の安定性を保つように走っている靱帯です。
主な働きは、すねの骨(脛骨)の後方移動の制動と、膝関節の内旋動作の安定を司っていて
大腿骨のやや前方部から、脛骨の上端部後方に広がって後十字靭帯は走っています。
ちなみに、後十字靭帯は前十字靭帯に比べ、約2倍の太さと、力学的強度を有すると言われています。
後十字靭帯損傷が生じる場面は、スポーツ中の激しい接触による外傷や、交通事故による外傷で生じるものが多く
その受傷機転は脛骨上部を後方に押し込む強い外力が加わった場合に生じるとされると言われています。
交通事故の際に、ダッシュボードに膝を強く打ちつけ、脛骨が後方に強制的に押し込まれ受傷
また、スポーツでは、ラグビーなどでタックルを受け、なおかつ膝が回旋を強制されるような場合に受傷すると言われています。