②大腿骨頭骨折
大腿骨骨折は、バイクや自転車に乗車中の交通事故
あるいは歩行中の交通事故で起こります。
相手の車両と被害者のふとももが衝突した際の衝撃や
転倒の際に太ももを路面で強く打ち付けた際の衝撃により発生します。
大腿骨とは脚の付け根(股関節)から膝までの部分の骨のことです。
大腿骨の骨折は、その骨折部位から、以下のように
「大腿骨骨頸部骨折」「大腿骨転子部骨折」「大腿骨骨幹部骨折」に分類されます。
大腿骨骨折の3分類
(1)「大腿骨骨頸部骨折」=股関節内の大腿骨の骨折
(2)「大腿骨転子部骨折」=股関節より少し下の部分の大腿骨の骨折
(3)「大腿骨骨幹部骨折」=大腿骨の中央部分(太もも部分)の骨折
大腿骨骨折の主な症状として
「大腿骨骨頸部骨折」
立ち上がることもできなくなることが多いです。股関節を自由に動かすことができなくなり
無理に動かすと痛みが生じます。
「大腿骨転子部骨折」
股関節より少し下の「転子部」の骨折については、骨折した場所を中心に痛みが生じ
脚を動かすことができなくなることもあります。
「大腿骨骨幹部骨折」
「骨幹部」の骨折については、骨折部に痛みや腫れが生じ歩くことができません。
また、折れている箇所で足が本来動かない方向に曲がることもあります。